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​研究概要

グルコースは我々が生きていく上での最も重要なエネルギーであり、生体の生命現象の根幹をなすエネルギー源です。本来、体内のグルコース濃度(血糖)は食事の前後においてもほぼ一定になるように巧妙に調節されていますが、 この血糖の恒常性が破綻した病気が生活習慣病の代表である糖尿病です。

グルコース代謝に中心的な働きを担っているのがインスリンとよばれるホルモンです。 インスリンは膵臓のβ細胞という細胞で特異的に産生され血糖値が上昇すると細胞外に分泌され、筋肉、脂肪、肝臓などに作用することで血糖を低下させます。

糖尿病では膵β細胞からのインスリン分泌障害と肥満に伴う筋肉や肝臓におけるインスリン作用障害(インスリン抵抗性) が認められます。
特に日本人はインスリン分泌能が弱く、少し太っただけでも容易に糖尿病が発症してしまいます。 また、インスリン抵抗性は糖尿病の要因であるのみならず、脂肪肝、高脂血症、動脈硬化の発症にも関与しています。

私たちの研究室では転写因子や核内因子などによる代謝の制御機構について研究を行っています。新しい代謝制御ネットワークの解明を通じて生命の基本原理を理解し、病気の分子基盤を解明すると共に、 新規治療法の開発を目指しています(下図)。
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私たちが取り組んでいる研究プロジェクト

HNF転写因子によるインスリン分泌機構
老化関連疾患におけるSIRT7の役割
低酸素ストレスによるβ細胞障害機構
​老化の分子メカニズム

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